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環境デーなごや 2003

9月7日(日)午前10時から午後4時まで名古屋市中区栄 久屋大通公園にて名古屋市主催の「環境デーなごや2003」が開催されました。
「環境デーなごや」は、環境問題についてともに考え、理解や関心を深め、市民・事業者そして行政との「協働」のもと、よりよい環境づくりに向けて具体的な行動を実践する契機とする行事で、平成12年より名古屋市環境局環境都市推進課・減量推進室が行ってきました。そして今年度、私達も出展することになりました。

日本ジャパンフード協会ではエンゼル広場にて8つのブースを担当し、「日本の食文化・環境を考える」というテーマの元、
○Japan Food活動紹介展示
○愛知の伝統野菜(塩ゆで野菜を食べる体験コーナー)
○加賀野菜   (塩ゆで野菜を食べる体験コーナー)
○紙でできた容器やナイフ・フォークの展示
○フェアトレード展示
●未来へ種を蒔こう!種子集めのコーナー  等を開催いたしました。


その中の●未来へ種を蒔こう!種子集めのコーナー で、種を集めて種を粘土団子にして緑化運動に役立たせようと考えています。そのため「種」を集めています。
家庭で出る種を乾燥させて持ってきていただくだけで結構です。
受付は9月7日(日)午前10時から午後4時まで名古屋市中区栄 久屋大通公園 エンゼル広場日本ジャパンフード協会のブースまで。
お持ちいただくことが難しいようでしたら、事前に事務局までお送りください。
〒460-0008 名古屋市中区栄4-16-8 日本ジャパンフード協会「未来の種」係 まで
(*このコーナーの募集は終了いたしました。)

□粘土団子とは?
様々な植物の種を粘土質の土と混ぜて小さな団子状にしたもの。それを蒔くと、その場に適した種が適した時期に芽を出す。種のほうが、場所を選んで芽を出すために、砂漠の場合、植樹するよりも効率よく緑化ができる。

■種の集め方■

果物(りんご、みかん、ぶどう、メロンなど)や野菜(かぼちゃ、ピーマン、トマト、へちまなど)を食べた後に残る種を、乾燥させてとっておく。
八百屋さんや果物屋さんで売れ残って捨てられるような野菜、果物を集めて種を取っておく。
農作業で余った籾や雑穀、野菜の種をとっておく。
学校や幼稚園などで、自然学習として果物や野菜の種を集める。
ボランティア活動の一環として種を集める。
家庭内で話題のタネとして種集め。 などなど・・・

■種の保存方法■
1. 水洗いをし、糖分やぬめりを洗い流す。
2. 竹ざるなどに種どうしが重ならないように広げ、一週間ぐらい風通しのよい日陰で干す。
3. 種類別に分けて紙袋に入れ植物名を書く。(海外に種を送る場合検疫時に種の種類がわからないと受け付けてもらえません)

保存時の注意
※発砲スチロールやガラス瓶など通気性のない素材にいれておくとカビがはえます。
※ビニール袋には入れないで下さい。カビが生えます。
※ドングリは虫が出やすいので集めていません。


下記にその件に関連して自然農法についてご紹介します。

<概要>
現在、世界各地で森林の伐採などにより、砂漠化が確実に進んでいます。そんな中、自然農法で有名な福岡正信さんが様々な植物の種を粘土団子にして飛行機で蒔き、アフリカ、インド、タイ、中国などの砂漠を緑化するという運動を行い成果をあげています。そこで、日本ジャパンフード協会も少しでも協力したいということで種を集めています。かぼちゃ、ピーマン、柑橘類、桃、あんず、柿、びわや庭、公園、街路樹などの木の種など、どんな種でも結構です。洗って干してお持ち下さい。ご協力お願いします。

□自然農法とは?
自然農法とは、福岡正信さんによって近年発見された画期的な農法です。世界の食糧問題を解決する切り札として注目されています。海外では実践されている例が多くあるそうですが、当の日本ではほとんど行われていないのが現状です。
無肥料、無農薬、不耕起(耕さない)、無除草、無機械。数百種類の種を粘土団子に混ぜ入れて土地にばら播くだけ。作物は人間が余計なことをしなければ、自然にたくましく育つ。21世紀の人類に残されるべき唯一の農法。 そのためには種子が必要です。何百種類もの種がたくさん必要です。

□自然農法の5つ特徴
1. 無耕起...理想とするのは森林の土でこれはだれも耕していないが、森の木々の生産量は畑の生産量に匹敵する。
2. 無除草...除草はしない。基本的にはれんげやクローバやアルファルファ等の豆科の丈の低い植物で地表を覆い、雑草の発育を疎外する。
3. 無農薬...殺虫剤や殺菌剤は使用しない。虫は虫によって退治する。なるべく、混植を原則として害虫の天敵が育つことを考える。
4. 無肥料...肥料は特に与えないで、除草用に用いた豆科植物の緑肥と山から流れる腐葉土の栄養をもとにする。緑肥については、米や麦のわらのように食べるもの以外のすべての生産物は畑や田に戻すことを原則とする。
5. 粘土団子の使用...自然農法では種を的確な時期に播くことがたいへん重要だが、それはなかなか難しい。
初心者は粘土団子を使うことによりこの困難さから解放される。

□福岡正信さん
世界的に有名な自然農法の父。
愛媛県伊予市にて50年以上自然農法を実践。88歳という高齢にもかかわらず、近年は世界各地の砂漠の緑化に力をそそいでいらっしゃいます。

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